ぱらり先生のねこにんげんを読みました。
人間と人型の猫が共存する世界観。
ストーリーは表紙のハチスケを中心に進んでいきます。
猫は可愛がられる(撫でられたり写真を撮られたり)存在で世間的にも普通なようです。
(こちらの猫の様にいるだけで愛でられる感じ)
ハチスケは猫だけどそうされるのが嫌で、そんな彼の言動に影響されて周りの人・猫の心境が徐々に変化していきます。
面白いのが、人だけでなく猫もというところ。
かわいい絵柄ながら読んでいて偏見や先入観について考えさせられます。
もしかしたら自分も無意識にしているかもな・・・と。
論点はズレますが世界観の設定と着眼点が面白い。実際にねこにんげんがいたら起こりうるかもなと。
個人的に好きな話は、元売れっ子のミケ君と人間があまり好きではないクロノ君の話。
元売れっ子のミケ君は、「猫はかわいい存在。人にかわいがられるのは猫にとっていいこと」的な考えですがハチスケ達と関わって「そうではない」猫もいることに気が付きます。
クロノはまさに真逆でミケ君の事が少し気に入らない。
その二人がなんやかんや(本編よんでね!)あって仲直り。
その後は、ミケ君は自分に素直になるし気遣いもできようになる。クロノ君もミケ君のことを認めるようになります。
自分の特徴を活かしてクロノ君をかばうミケ君・・・逞しくなってる・・・(うるっときた)
そしてなんたってめっちゃいちゃつく(尊い)
安定のハチスケとマキオコンビも信頼しきってる感が尊い(尊い)
いや、でも猫って性別関係なく引っ付いてるし特に深い意味ないかもな!(ずっと見ていたい)
あと、間に挟んでくる番外編や単行本おまけ漫画は非常にほっこりします。
かわいい絵柄と裏腹に考えさせられるストーリー。
試し読みしてみて気になった方はぜひ読んでみてください。
※アニメイトで購入すると特典ペーパーが付くそうです。
作者さんのインタビュー記事も面白いのでそちらもぜひぜひ。
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